「明日はかならずくるわけじゃない」 地下鉄サリン事件の被害者から、フリーダイビングの 世界チャンピオンとなった著者が贈る“今を生きる”ためのことば。 カナヅチで水が苦手だったOLが、サリン事件後にフリーダイビングをはじめ、 ついに日本人初の金メダリストとなる———そんなドラマの裏側には、 メンタルが7割とも言われる競技において、著者が実践してきた独特のメソッドがありました。 呼吸を意識する、怖れを手なずける、嫌なことはあえて言葉にする、雑念をふりはらわない…… アスリート岡本美鈴の歩みを綴りながら、フリーダイビングの魅力、 そして彼女が極限の世界でつかんだ「強いメンタルの作り方」を紹介していきます。
抑えられない好奇心。 世界記録の先に見えるものとは。 “世界”の先に見えるものは何だろう―― 世界記録樹立後も潜り続ける フリーダイバーのあくなき探求心。 2016年4月、一人の日本人女性が世界記録を打ち立てた。 その種目は自分のひと呼吸のみを武器に海の深みへと潜る、フリーダイビング。 彼女はなぜ潜るのか。なぜ新記録を更新することができたのか。 自己との向き合い方のヒントをくれるフォトエッセイ。
アスリートたちの活躍の背景には,学生時代や下積み時代の忘れられない原点がある。アスリートたちの感動エピソードを通して,子どもたちに夢と勇気を与える,感動ノンフィクションシリーズの第3弾。掲載アスリート(抜粋)
- 岡本美鈴(フリーダイビング)
- 五郎丸歩(ラグビー)
- ダルビッシュ有(野球)
- 本田圭佑(サッカー)
海へ出て行く、水中に入って行くダイビングを続けている人(ダイバー)は、水中という、陸棲の動物である私たち人間が元来生存を続けられない環境に自分の活動範囲を拡大する冒険者である。冒険者は危険を明確に知り、自分の能力、水中の状況を適切に判断して自分の活動の限界を見極め、危険を避けなくてはならない。 著者一同は「危険を具体的に知り、避けるためにはどうしたらよいのか」に力点に置いて、この本を執筆した。
世界的にもめずらしい素潜り写真家の野口智弘が、沖縄の与那国から小笠原、知床など日本中の海や湖に潜り、撮り下ろした写真集が発売されました。 水中という極限の自然と相対するなかで著者が感じとった『存在し続けることのできない場所でしか知覚できないもの』とは? 仄暗い海にひと呼吸だけで潜るヒトたちが出会う、クジラやサメなどの海中生物たち。圧倒的な存在感を示す流氷や人工遺跡かと思わせる海底地形。時が止まったかのように朽ち果てずに今も眠る太平洋戦争の爪痕など、自然と人工の境界線を稀有で幻想的な写真で表現する。
〝ハイリスク・ローリターン〟のマイナー競技で、 記録を伸ばすほど死の危険が増す究極のスポーツ それでも潜り続ける理由とは? 映画『グラン・ブルー』に魅せられてフリーダイビングと出会い、「頂点に 立ちたい」という夢を追い求めた男はある日会社を辞め、プロのフリーダイバーに なった。マイナースポーツで、当時はプロを名乗る選手もいない状況。周囲 の反応は冷たかったが、彼は自らを信じ続けて努力を重ねた結果、日本人初 の国際大会優勝を実現し、アジア新記録を打ち立てる。サポートダイバーの 死、ブラックアウト、東日本大震災など選手としての危機を幾度となく味わいな がらも、なお〝世界一〟を目指して潜り続けるアスリートの奮闘記。
公認会計士で起業家の著者が「イルカと泳ぎたい」という思いをきっかけに、フリーダイビング(素潜り競技)の日本代表選手に!? どんなに忙しくても常に楽しい、という著者のポジティブ思考を、フリーダイビングとの結びつきとともにひもときます。
フリーダイビング。それは3分30秒の旅−−。「生」から遠ざかる命がけのダイブ。それは月に降り立つよりも希少な経験。「死」と向き合った極限のスポーツ。 人類史上5人しか達成していない水深115メートル(約30階建てのビルに相当)の世界で、無我の境地に到達した超人・篠宮龍三。 ジャック・マイヨールを超えた唯一の日本人。彼はなぜ、何のために潜るのか。生死の狭間で見たものとは。 この混迷の現代社会で、「本当に大切な何か」を見失いつつある人、困難に立ち向かっている人必読の一冊。
人類史上13人しか体験しえていない水深100メートル超の世界、その極限の世界に到達し、世界記録を目指し続けるただ一人の日本人。
激闘の舞台は海へ! もう1m記録を伸ばせばその分、空気のある海面までが遠くなる! ただ一息でどこまで深く潜れるかを競うフリー・ダイビング。その死に直結した恐怖のバトル世界、壮絶な戦いに、イルカに助けられ生まれた少年・シセが挑む!! この少年こそ、海の神に選ばれし者だった。世界のトップ選手もそのリアリティを絶賛した、フリー・ダイビング漫画を、『迷走王ボーダー』、『軍鶏』の鬼才たなか亜希夫が描く!!
1976年11月、ジャック・マイヨールは人類で初めて素潜りで100メートルに達した。それから20年。1996年9月16日、ウンベルト・ペリッツァーリはついに130メートルの壁を越えた。 グランブルーを巡る男たちの闘いの記録
「ダイビングは愛であり記録を追い求めることではない。今われわれ人類がすべきことは、イルカや鯨に学び、海への愛を深めることだ」とマイヨールは言う。しかし、ウンベルトは臆することなく反論する。「僕は愛で潜るのではない。本能のおもむくままにそこへ行くのだ」
素潜りで世界最初に水深100mの壁を超え、イルカと話をする男。ジャック・マイヨール。 彼は66歳になる今もホモ・デルフィナス(イルカ人間)を夢見て時間の許す限り、海に入る。 ホモ・デルフィナスとはいったい何なのか?何故深海に潜るのか? マイヨールのこれまでの業績と哲学にわかりやすくアプローチ。自然の中に生きる地球人マイヨールの海中世界にようこそ。
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